石の上にも三年

いきなりですが
“ひらくかたち”もままなりませんのに、
“ならぶ”という形式に進んだtsuboです。


“ならぶ”　…

ならぶですよ、ならぶ。
きっとお花を並べるんでしょう


さて、本日の花材は…
・エピデンドラム
・トルコキキョウ
・玉シダ　　　　
　　　　　　　　　　　　　です。

先生は“ならぶ”の基本ルールを説明してくださった後、
「ではtsuboさん、私がお手本で生けて見せて、このように生けましょうと言ってもつまらないから、ご自由に生けて楽しんでくださいね。できたら呼んでくださいね。」
といって、別室へお行きになった…（寂しい）


ひとりポツンと花材を手にオロオロする私。
（“ならぶ”ってどうすればいいの〜。えーい、ならべならべ〜！）
と呪文のように心中で唱え、生けていきました。
しかしなかなか思うように生けられません。
うーん、うーん…と唸っていると、レッスン仕事中で生徒さんと交わした会話を思い出しました。

＝＝＝

私「なにか、吹いてみたい曲はありませんか？楽譜を探しますよ。」
生徒さん「先生〜、メロディーは思い出せないんですが、iichikoのCMで流れるビリーバンバンの曲、あれ好きなんです！」
私「わかりました。その曲、チェックしておきますね！」

＝＝＝

その時は、メロディーを思い出せなかったのですが
お稽古中にそのメロディーが流れ始め
コピーまでも脳裏に浮かびました…

近道は、遠回り。 急ぐほどに、 足をとられる。	始まりと終わりを 直線で結べない道が、 この世にはあります。	迷った道が、 私の道です。
大分むぎ焼酎　二階堂

一生に何回後悔できるだろうの言葉で終わるこのCM。
静かなメロディーとハッとさせられる言葉（メロディーはこちらで）


おかげで、迷いに拍車がかかり迷いに迷っていると
痺れを切らした先生が「できましたか？」と来てくださった。
まさか、いいちこCM話などできませんよ（笑）



結果、エピデンの丈は良い！というお言葉のみで、他は全然ダメ〜ッでした。
先生のお手直しが入ると、さっとお花達がイキイキし始めます。
「そうそう、こんな風に生けてくださらない？」と花達の声が聞こえてきそうでした。
先生の生け方は、ムダがない、迷いがない、時間がかからない　の３ナイです。
真似したくてもできません〜♪


ま、千里の道も一歩からと言うし、
ほら、気楽に気楽に…。
生け花は、迷うといけません
迷わずに直感でいかなくちゃ！（それも違うと思うが）
人生も直感で！



では本日はここまで（笑）



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